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iPhone 3GS の意味をデジカメメーカーはもっと深刻に受け止めるべき

写真も動画も「撮る」から「共有」するものへ完全に移行完了した現在、何百万画素だとかHDだとか小型だとか軽量とか、そういうことはiPhone 3GSの前ではどうでもよくなる。

つい先日のビクターのPICSIOのニュースなんか見ると、もうデジカメ業界は終わりなんじゃないかと悲観的になります。

少なくともコンパクトデジカメの分野はヤバイ。iPhone 3GSを超えられない。

メーカーはいますぐiPhone 3GSを社員に持たせて、一体なにが起きてるのかを理解したほうがいい。何百万画素だとかHDだとか小型だとか軽量とか、そういうことはiPhone 3GSの前ではどうでもよくなるから。3Gじゃなくて3GSね。

僕なんかいっぱいカメラ所有していながら、普段バッグに入れて持ち歩くのは防水のXactiくらい。
Amazon.co.jp: Xacti DMX-CA9 - 家電&カメラ
DMX-CA9 グリーンDMX-CA9 レッドDMX-CA9 ブラック

日常的に携帯するにはこのXacti CA9の大きさが限界、そして「防水」という特筆すべき性能があってこそ。あとのカメラは「さあ撮るぞ」という時に使うか、家でブログ用に使うなどが主目的。

ケータイがデジカメの代用品というのは昔からだけども、もしメーカーがiPhone 3GSもその流れでとらえていると痛い目にアウトです。しかも、いわゆるiPhone全般ではなく、iPhone 3GSをちゃんと見ておくべき。動画が撮れるようになった?フォーカスが良くなった?そんな程度の理解では終わってる。

iPhone 3GSを購入してからの僕の夏は、こうだった

蝉の羽化シーンを撮って出しし

森の朝のさわやかさを世界中のみんなと共有し

台風一過の東京の空を報道した。

撮影したその場で配信まで可能というのはiPhone 3GSの大きなメリット。ライヴストリーミングほどの即時性には欠けるものの、垂れ流しではなく限られた尺のみを配信するという制限があることで、逆に大切なものや伝えたいことだけが共有されます。

これは僕の過去のビデオアート作品「ホームムービー」

子供の成長記録を撮影しているお父さんは多いが、撮っておしまいというということがほとんどでは?撮った動画をどうすれば他人にも見せられる次元に昇華させられるか。そういった皮肉めいたコンセプトから、この作品は高い評価を得ました。

撮ったあとでどう共有するか。
この命題に答える気がないならデジカメメーカーは盗撮用品でも販売すればいいと思う。盗撮なら独りで楽しめばいいから。皆で共有するための"ソリューション"とまではいかないまでも、何らかの手段は提示すべき。いまやカメラというのはそういうもの。

SANYOさんの肩を持つわけではないけども、Xactiでは現在、以下の2機種に「Eye-Fi」が付属してますよね。

iPhone 3GSのように3G通信端末としては機能しないまでも、Wi-Fiがつながるところであれば、Webで共有するという面では同等にふるまうことは可能。今すぐできる最適解のひとつだと思います。でも、Wi-Fiのエリアが3Gより広範になることはないだろうね。

動画に関しては「HD」での撮影というのはメリットだけれども、これはどうせ来年あたりiPhoneも追随するでしょうね。だからデジカメメーカーにとっての本質的な問題点ではないでしょう。

前述の「防水」というのは着想としてすごくいい。iPhoneの修理代を考えると、小雨のもとでも撮影に躊躇してしまう人がほとんどでしょうから。そんなとき防水デジカメというのは心強い味方。

ところで静止画のほうはどうか?

さいきん友人のすすめでBrightkiteというサービスによく写真を投稿しています。iPhone 3GSにしてからというもの、格段に飲食店で撮る食べたものの写真がレベルアップしてますね。たとえばこちらの写真などは以前のiPhone 3Gでは撮影できなかっただろうと。

明らかにフォーカスとマクロの機能強化による写真自体の向上なのですが、単に「機能」ではないのがAppleという会社のスゴイところ。

iPhone 3GSでは、タッチスクリーン上で触れたところにフォーカスと露出を最適化してくれる。

文章にするとただそれだけですが、このシンプルさを一度体験してしまうともう他のコンデジには戻れない。なんたって撮りたいものを触ればいいだけなのだから。それでほとんどの場合、綺麗に撮れてしまう。

でもiPhone 3GSにはズームレンズがない。

さてこれは不便だろうか?

撮った写真を「共有する」という前提に立った場合、あなたは半径何メートルくらいの出来事を自分の体験として人に伝えたい or 伝えられますか?僕はずっと一貫してこのブログでも主張してますが、個人による情報発信は最大で半径3メートルが限度だと思う。半径3メートル以内のできごとや体験を伝えるという意味ね。

たとえばBrightkiteやもしくはTwitterで共有している写真は、目のまえにいる友人、テーブルのうえの食事、猫、街で見かけたおもしろポスター、美しい夕焼けや虹などが主な被写体では?

日常のなかで「大きい!」という感動はあっても「遠い!」という感動はあまり遭遇しない。感動しないものはTwitterで共有するに値しない。日本一大きいメガビールの感動を伝えるために必要なのはズームレンズではなく広角レンズのほう。

その面においてはワイドアングルレンズ搭載のCreative Vado HDは正解。ブログなどでの評判もいいようです。

おっとまた動画のほうに話が戻った(笑)しかし静止画でもおなじこと。風景にしろ巨大なものにしろ、そしてあとは自分撮りが中心の文化においては、高倍率のズームレンズなどまったく意味なし。広角端を広げる努力をすべし。あと接写。

で、もう眠いのでそれなりに結論を出しておくと、写真を撮ることをあまり意識せずとも綺麗に撮れて、その先にある「共有」のほうに意識を向けられるようなカメラ。そういうのがあると良いんだろうな。

いや、ほんとにそうかな?
iPhone 3GSの強みってそこだけかな?


投稿者 ジェット☆ダイスケ : 2009年09月27日 23:36

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